漁港や護岸から黒鯛を釣る

まず第一に、黒鯛(と言うよりも魚)を釣るには、「魚が居る所」で釣り糸を垂れないといけません。
しかし、海には干潮と満潮(潮位・水深の差)が有り、潮(海の水)には刻々と変化する流れが有ります。
同じポイントでも、潮位や潮の流れ、水温などが原因で全く釣れない事があります。
それは、魚がそこに居ないから釣れないのか?居ても喰ってこないからなのか?原因は様々です。
単純じゃ無い・・だから釣りは面白いのですが・・・・。
でも、そこに黒鯛が居なければ何も始まりません。
それでは、どんな所に黒鯛は居るのでしょうか。
カニ  やイワガキ、イガイ、牡蠣の養殖筏などの餌になる生物が生息する場所に黒鯛は集まって来ます。
黒鯛は警戒心が強い魚なので、直ぐに隠れる事が出来るストラクチャー周辺に潜んでいます。
ストラクチャーとは、「海藻の周辺」、「堤防付近の敷石や底の駆け上がり」、「船道などの海底の溝」、「岩場(磯)や消波ブロック(テトラポッド)」等です。
黒鯛の生息ポイント_NEW_670pix
黒鯛は浅い場所でも、基本は海底周辺をウロウロしています。
護岸のコンクリートや消波ブロックに付着したイガイやイワガキなどを捕食してる時期は、大胆にも海面付近まで浮いてくる事もあります。
また、撒き餌につられて中層に浮いてくる事もあります。
漁港内の黒鯛ポイント_670pix
黒鯛はメジナと違って、速い潮の流れを好まない様です。
メジナは速い潮流の「本流を釣れ」と言うらしいですが、黒鯛は潮がぶつかるヨレとか、本流に引かれて出来る反転流などがポイントになります。
「本流のライセンス」って、鵜澤政則氏がやってるメジナ釣りの番組が有りますよね。
あの「本流」の事です。
黒鯛は比較的流れの少ない場所や、遅い流れの潮を狙って釣ります。
折れ曲がった防波堤の内側や凹んだ場所は、撒き餌が他へ流れて行かず拡散しにくいので、黒鯛を集めるポイントとして利用できたりします。
流れが速くなければ、離岸流周辺も良いポイントになると思います。
堤防の先端など、潮流に変化が起きるポイントはプランクトン等の黒鯛の餌になる生物が流れて来るので、黒鯛が集まって来る可能性が高いと言えます。
海底の起伏を考えれば、堤防の敷石など海底から緩やかに盛り上がっている場所(カケアガリ)などにも黒鯛は潜んで居ます。
港湾施設_670pix
釣行した時には、まず海面の色で海底の状況(海藻地帯や砂地帯、岩礁帯など)を偏光グラスで  良く把握する事が大切です。
砂地は白く見え、海藻が生えている所は濃い青色、岩礁帯は暗く見えます。
海底の様子
そして、決めたポイントで撒き餌を使って、黒鯛が集まってくるステージを作り出すのです。
一度決めたらむやみに浮気しない事、 アタリも無いからと、少しの時間で諦めてポイントを変えてはいけません。
あちらこちらと撒き餌の投入ポイントを変えてしまうと、魚が散らばってしまい逆効果です。
この時も、時間によって変わる潮流の変化や海底の状況、餌取の反応  などを観察しておき、次回の釣行に役立てる様に心がけましょう。
他の釣り人や地元の人の話  を聞く事は、とても有効ですよ。
それらの情報が好釣果への近道と成るはずです。