2020年7月11日(土)

午前1時くらいからの大雨の音で目が覚めました。
天気予報を確認すると「曇り時々雨」のアイコンが並んでいます。
「今日はアカンか・・・」諦めのため息と共に深い眠りに落ちます・・・。
目が覚めて、朝食を食べながらテレビを見てると、山陰の農家から生中継やってる・・・「ん・・」何か違和感がある・・・「晴れとるや・ないか~い」食事もそこそこに、急いで釣り具を車に放り込みます。
今日も先週と同じタックルを放り込んだのですが、また同じ釣りをするのも面白くないので、今週は釣れた魚を餌にして、もう一つ上のサイズの魚を狙います。
これぞ「わらしべ長者作戦」Operation Straw Millionaire !  でもね・・そんな都合の良い話は無いよねぇ。
私は、いまだに何処にも立ち寄らずに釣り場と家を行き来しているので、コーヒーをポットに入れて朝食の残りをタッパーに詰め込んで出発しました。
途中、川と並んで走る国道から見ると、まだ上流なのに激流の泥水です。
「ここでこんな風だと、河口は絶望的だな・・・」と判断し、河口から離れたポイントへ進路を変えます。
河口から離れたポイントに到着しますが、出発が遅かった為、水質は良いけど先行者が多くて入れません。
仕方が無いので、とっておきのポイントへ行ってみることにしました。
地磯みたいな場所なので先行者は居ませんでしたが、この時期は何も釣れてないから居なかったのかも知れません。
いい加減、出遅れているので、とりあえずバイオワームを投げてキス釣りに専念します。
ピンク色の樹脂製の虫餌に一投目で喰ってきたのは、グゥフゥでした。
それでも何投かしてると、エサにちょうど良いサイズのシロギスがヒットしました。
第一段階の「樹脂製イソメ」と「シロギス」の交換は、達成しました。
交換完了(1)670pix
2匹をゲットしたところで、自作の泳がせ仕掛けに引っかけて、岩礁帯と岩礁帯の間へ放り込んどきます。
目論み通りに行けば、マゴチか、アカミズ(キジハタ)が釣れるハズです。
しかし、ナカナカ思い通りに行かないのが釣りですねぇ。
泳がせ釣りに反応も無く、グゥフゥの嵐に成ってきたので場所を移動します。
正午過ぎ、浜田市のポイントまで移動しましたが、何処も良いポイントは先行者だらけでした。
で・・結局、益田市まで戻って来たらタイミング良く空いてたポイントへ入る事が出来ました。
ここは過去にシロギスとコウイカ、アオリイカなんかを釣った事が有るポイントですが、キスの泳がせ釣りでは、ホタテウミヘビと、ダイナンウミヘビを釣った経験があり、あまり相性が良い港とは言えません。
泳がせ仕掛け_670pix
程なくしてシロギスをゲットし、鼻先へチヌ鈎を掛け、孫鈎(3本鈎)を背中に掛けて、船路へ放り込んどきます。
しばらくは、ピンギスを釣りながら、アオリイカのヤエン釣り専用のリア・ドラグ・リールのドラグ音が鳴り響くのを待ちますが、風が強くなり「今日はアカンかな・・・」と、弱気に成ってた時に、それは突然訪れました。
ワームを鈎に刺してると、「ジリジリ!ジージー!」と待ち焦がれてた音が鳴り始めました。
「おっ!来た来た!」ロッドを煽ってアワセを入れます。
「あんまり重たくはないな・・・エイじゃない!」緩めたドラグを締めます。
「小っちゃいヒラメか?ひょっとして?」締めたドラグを更に締め込みます。
「見えた!マゴチや!」この時、玉網を持って来てない事に気が付きます。
「どないしよ・・玉網・・車の中やん!」どうしようも無いので、堤防のナナメに成ってる壁を引きずり上げる事にします。
道糸4号、ハリス8号だったので、難なく上げることが出来ましたが、油断はいけませんねぇ。
でも、こんな風に油断してる時に限って、デカイのが来るんですよねぇ。
キスからマゴチ_670pix
シロギスとマゴチの交換が出来て、この日の目標は達成されました。
Operation Straw Millionaire !  ミッションクリアです。
大きさを計ってみると、私がこれまでに釣った「マゴチ」の記録を更新するサイズ56cmでした。
釣果(1)670pix
マゴチって、つがいで居る場合が多いらしく、一匹釣れたら直ぐにもう一匹釣れる事が有るそうなので、同じポイントにキスを泳がせましたが、二匹目は反応ありませんでした。
でも、あきらめ掛けてた時のイッピキでしたから、喜びもひとしおです。
しかし、魚をシメる道具を家に忘れて来た事をこの時点で知り、結局、締める事無く持ち帰る羽目になりました。
思いついて、バタバタと支度して、出かけるとダメですねぇ~。
活け締めも、血抜きもしてない状態を刺身で頂きましたが、メチャウマでございました。
マゴチの刺身(1)670pix
梅雨明けは未だですが、照りゴチが釣れて真夏を垣間見た様な一日でした。
動画も貼っときます。